2016年12月23日金曜日

Kontakt 5を使ってHDD/SSDの容量を節約、読み込み速度をアップ



Kontakt音源を使用する際にncwという拡張子 (ロスレス圧縮/可逆圧縮)とwav (無圧縮)を含めた各音声ファイルが使えます。

既にncwになってればいいのですが、フリー音源や製品音源のサンプルファイルにはwav、aifなどが使われている事があります。

元々サンプル数が少ない音源だと容量や読み込み速度は気になりませんが、フリー音源だからといって無闇にダウンロードをしていくうちにハードディスクやSSDの残り容量がわずかになってしまうことはありがちですよね(=o=;)

製品音源だと容量が多いものがたくさんあります。

そこでKontakt 5の機能を使ってncwに可逆圧縮してハードディスクやSSDの容量を節約しよう!という試みです。


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※1.可能性はかなり低いですが今後、Kontaktのアップデートにより音源が使えなくなってしまう場合があります。

※2.ncwに変換してしまうと他のサンプラーで使えなくなるので再度Kontakt 5を使用してwavに変換する(後述)か、元のファイルをバックアップしておく必要があります。

※3.フリーまたは製品音源でライブラリーアップデートを行うものがある場合は、ncwに変換するのはやめた方がいいです。

※4.フリー音源は今後、非公開になって入手不可能になる可能性もあるので元のファイルをバックアップしておくことを推奨します。
(製品版音源も同様です。)

※5.ncwに変換する際には自己責任でお願いします。


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まず例としてStudio Major7thのフリーギター音源KMG7で比較してみましょう。


こちらが圧縮前の容量です。






















画像を見ると約2.32GBあることがわかります。

次に圧縮後の容量を見てみましょう。



















約1.47GBまで容量を減らす事ができました。


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それでは圧縮方法をやり方を説明します。


1.Kontaktを起動させて上部右上のフロッピーディスクのようなアイコンをクリックしてプルダウンメニュー下部の方にある、「Collect samples/Batch compress」を選びます。



















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2.すると下のようなウィンドウが表示されるのでOKをクリックします。




















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3.次にパス設定をします。


































Source Folderはnkiファイルがあるフォルダーを選択します。

ここで間違ってはいけないのはwavなどのサンプルファイルがあるフォルダーではなく、nkiファイルがあるフォルダーを選択してください。

例の場合、nkiファイルはKMG7というフォルダーにサンプルファイルとnkc、nkrが全て一緒になっていますので上のようなパスになります。


Destination Folderは圧縮したファイルをどこに移動するか決める項目です。

ソースフォルダーと同じパスにはできませんので、別フォルダーを作るか、私のように楽器/開発元/ソフトウェア音源というパスにしてる場合はStudio Major7th直下に圧縮したファイルを移動させるようにパス設定をしました。

※別フォルダを作る際に注意してもらいたいのが圧縮処理後にKontaktでnkiを読み込ませたらnkcとnkrどちらかのパスが見つからないと警告される事がありますが、適切なパスにnkcとnkrを移動させても正常に起動せず、圧縮処理が失敗してますので無理に圧縮しないで元のファイルのまま使用することを推奨します。
(元のファイルを使用するには圧縮処理後のファイルのみを削除すればいいのですが、誤って元のファイルを削除しないように注意してください。)

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4.圧縮中の様子です。





























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5.圧縮が終えたらログを表示するか問われるウィンドウが開きます。

1行目の「No errors were reported.」と表示されてるか確認して、「いいえ」を選択してください。

「はい」を選択するとログが表示されるだけです。





















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6.Kontaktを閉じ、圧縮前のnkiファイルとサンプルファイルを削除します。

圧縮後に削除するのは圧縮前のKMG7フォルダーの中に入っているKMG7 2.9.0.nkiとKMG7 Samplesです。

圧縮処理後、圧縮処理をしていないnkiをKontaktに読み込ませると正常に動作しないので注意してください。

KMG7フォルダーの中にはnkcとnkrが入ってるので、この2つはフォルダーごと残しておきましょう。

圧縮が済んだあとはStudio Major7th直下に圧縮後のファイルが作成されます。





















上から順に

KMG7はnkcとnkrが入っているフォルダーです。

KMG7 Samplesは圧縮後のサンプルファイルが入ってるフォルダーです。

Studio Major7th直下に作られたKMG7 2.9.0.nkiは圧縮処理をして作成された新たなファイルです。



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7.1~6の過程を済ませたあと、Kontaktを再起動します。

次に圧縮処理を行ったnkiファイルの読み込み、背景画像や各種ツマミの動作、音が出るかなどを確認して問題なければ無事に終えることができました。


作成されたログファイルは必要がなければ削除してかまいません。


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8.注意すること

・Source Folderはnkiファイルがあるフォルダーを選択してください。

・開発元の音源が複数ある場合は元のフォルダーをリネームしてください。
(今回の例だとソースフォルダーを「KMG7 uc」、移動先フォルダーを「KMG7」にするなど。)
ucはuncompressedの略で私が勝手に付けただけなので、リネームする際は任意のものでかまいません。

・今回例として使用したKMG7ですがサンプルが入ってるフォルダーは圧縮後も名前が変わらずKMG7 Samplesとなっています。
音源によっては元のサンプルが入っているフォルダー名とは異なり、「Collected Samples」とリネームされることがあります。

・サンプルフォルダーの中にnkcとnkrが入ってる音源もあるので圧縮前に確認し、圧縮後に誤って削除しないようにしてください。

・サンプルフォルダーの中にnkcとnkrが入ってる場合は圧縮前のフォルダー名を変更せずに圧縮前の音声ファイルのみを削除するようにしてください。

・圧縮後にKontaktでnkiを読み込んでnkcとnkrのパスを求められるようであれば、無理に圧縮したものを使用しないで元のファイルのまま使用することを推奨します。
(この場合、nkiを含めた圧縮処理前のファイルを誤って削除しないように注意してください)

・無事に圧縮処理が済んでから削除するものは圧縮処理前のnkiとwavまたはaifなどの音声ファイルが入っているサンプルフォルダーです。

・音源によっては圧縮効果が薄いものもあれば半分以上圧縮されるものがあります。

・音源によっては圧縮しても全く効果がない(容量が変わらない)ものがあります。

・音源によってはサンプルファイルがnkiに格納されてしまう事があります。



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9.まとめ

長くなってしまいましたがメリットはHDD/SSDの容量を節約できるのと読み込み速度が速くなることです。

デメリットは他のサンプラーで使えなくなる事や、圧縮処理前のファイルをバックアップせずに処理が失敗に終わり、音源が使えなくなる可能性があります。

一番の節約は所持してる音源が本当に必要かどうか見定めることでしょうか。


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10.番外編

デメリットで他のサンプラーで使えなくなると記しましたけど手間はかかりますがncwからwavに変換する方法があります。

まずKontaktで音源を読み込ませます。




















読み込ませた音源から変換させたい音源を選択し、上部右上のフロッピーディスクのようなアイコンからプルダウンメニューを開き、Save as...を選択します。











するとこのようなウィンドウが表示されますので左側の項目Save ModeはPatch+Samplesを選択し、右側の項目Options□Compress Samplesのチェックを外して保存先を選び、保存をクリックします。

するとncwになっていたファイルがwavに変換されて他のサンプラーでも使えるようになります。
(元のファイルには影響ありませんが、元のファイルと同じパスに設定しまうと混同してしまう事がありますので、わかりやすい保存先を選ぶことを推奨します。)

ここで注意したいのがncwに圧縮したファイルをワンショット的な扱いで他サンプラーで使用したいがためにwavに変換するとnkiに大量のサンプルが含まれていたら音源によっては1GB以上のwavファイルが作成されてしまいます。

ですので圧縮する必要がある音源も考えなくてはいけません。


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以上、説明が長くなり、わかりにくい部分もあるかと思いますがKontaktを使ったTipsを紹介させていただきました。

何度も記しましたが圧縮処理を行う際には元ファイルのバックアップをしてください。

バックアップなんてめんどうだ!圧縮処理するのは不安だ!という方は無理に圧縮しないでそのまま音源をお使いください(。ŏ﹏ŏ)



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